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公益社団法人 アクティブベースくれ

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助成先(審査結果)

第17回地域活性化支援制度『幸運(グッドラック)』助成先及び助成理由
企業名 代表者 助成理由
うみねこベーカリー 代表
檜垣 弥生
誰でも美味しく、安心して食べられるパンの製造と、店舗をコミュニティスペースとして活用する取り組みが、地域住民の健康を促進させ、地域活性化に寄与。
株式会社 坪川毛筆刷毛製作所 代表取締役 
坪川 禮巳
呉市の地域資源である「川尻・化粧筆」を海外へ発信する試みが、川尻筆の地域ブランド確立や、全国的な知名度向上に繋がり、地域活性化に寄与。
株式会社 SCP 代表取締役社長 
大之木 洋之介
地域コミュニティ創造事業の取り組みが、子育て世代と地域住民が交流できる小さな拠点を造り、竹原地区の地方創生に貢献し、地域活性化に寄与。
シンセイホーム 有限会社 取締役 
宇根川 新
原木椎茸をオリジナルキャラクターと共に販売する取り組みが、地域の雇用促進や環境保全に貢献し、地域活性化に寄与。
グラッチェ 代表 
石田 美希
農産資源を活用した商品開発と、移動販売やイベント出展による情報発信が、地域農業者の増収や観光客の増加に貢献し、地域活性化に寄与。
有限会社 旭産業 代表取締役社長
中本 正光
毛筆用筆軸の新製造法による生産性向上の取り組みが、伝統工芸の維持・発展に貢献し、地域活性化に寄与。
DOG HAIR SALON EAGLE 代表
石垣 美樹
外出が困難な高齢者を対象とした、JKC公認A級トリマーによる愛犬の出張トリミング等の取り組みが、高齢者の住みやすい街づくり、動物愛護の面で地域活性化に寄与。

第17回地域活性化支援制度
目録贈呈式の様子
第17回地域活性化支援制度『幸運(グッドラック)』選考結果講評

今回の募集には33件の応募がありました。応募された事業内容は、呉の伝統である『モノづくり・技術開発』に関する技術・ハード系が4件、『福祉・介護、介護予防』系が4件、『健康づくり、食品開発』系が8件、その他として『生活支援に関するサービスを提供するソフト』系が17件でした。
応募された事業案について、公益社団法人アクティブベースくれ事務局による「書面調査、実地確認」および選考委員による「書面審査」により10件に絞り、さらに8月19日には選考委員会において、この10件について「プレゼンテーションによる意見聴取・質疑応答」を実施し、厳正かつ慎重に審査を行いました。
審査にあたっては、公益社団法人アクティブベースくれの設立目的であります「呉市及びその周辺地域において、地域の活性化・振興につながる起業・新規事業(新分野進出)あるいは社会的・文化的活動に対して資金援助を行うこと」を選考委員全員で再確認し、「起業・創業」による地域の活性化・振興と雇用創出をポイントに審査を行いました。
その結果、選考委員会は、『 助成先及び助成理由 』に紹介されています7件を助成先に採択しました。いずれの事業も、事業目的、実行可能性、資金計画、利益計画等において、しっかりとした展望・計画を持ち、事業化に向け日々研鑽されておられ、審査は大変苦労しました。
前回に引き続き、呉の伝統であるモノづくりに関連した応募内容が少なく、その反面、福祉・介護に関連した事業、健康づくり・食に関連した事業や生活支援のための商品・サービスの開発に関連した事業が多くありました。これは、地域の高齢化、消費税の税率引き上げによる生活への不安感やアベノミクスによる景気回復を実感できない地方の現状を反映しているようで、身近な日常生活に関連したことへの関心の高さを痛感しました。また、政府が示す『地方(地域)創生』につながる地域の活性化・振興をめざした商品開発に関連した事業も多数あり、呉地域の事業主さんの力強さと地元愛を感じています。

健康ブームを反映して食に対する関心が高まっています。天然酵母を使い保存料を一切使わない、体に優しくアレルギー体質やベジタリアンの方にも安心して食べてもらえるパン・お菓子の製造・販売、店舗をコミュニケーションスペースとして活用する取組と高齢者や障害のある方のご自宅への配達と見守りを計画されている「うみねこベーカリー」さん、地元江田島の食材を使ったプリンやジャムの製造・移動販売の「グラッチェ」さんが採択されました。また、肉厚でぷりぷりの歯ごたえの触感を持つしいたけを原木で栽培し、今年4月には広島県産応援登録制度の商品に登録され、しいたけのブランド化をめざす「シンセイホーム有限会社(安芸津町原木しいたけ さすらいのしぃちゃん)」さんが採択されました。地産地消、生産者の見える化など、改革の進む食品分野で、消費者の安全、安心を最優先に考える事業展開であることを強く望みます。
国民栄誉賞を受賞した女子サッカー日本代表『なでしこジャパン』に贈られた熊野筆に代表される広島の筆は、伝統的工芸品として高く評価されてきました熊野筆のみならず、呉・川尻での筆づくりにも大きな胎動を感じるものがありました。熊野筆の製造工程の一部であるダルマ加工を、これまでの熟練工による「経験と勘」に頼らない新たな製造方法を開発・実用化した「有限会社旭産業」さんが、また幻の「古羊毛」を使った川尻の化粧筆を地域ブランドとして確立させ、玉虫塗を伝統技法とする「会津塗」とのコラボレーションによりこれまでにない最高級化粧筆の製造し、海外市場への進出をめざす「株式会社 坪川毛筆刷毛製作所」さんが採択されました。新たな取り組みにより熟練工の「経験と勘」を絶やすことなく、また広島の伝統的工芸としての「筆」が世界から注目され、永く伝承されることを願っています。
ペットブームのなかで、家族の一員として育てられるペットが増えています。あってはならないことですが、災害報道を見る時、ペットを抱きかかえ一緒に避難される光景を目にすることがあります。散歩さえ難しくなってきた高齢者の飼われるペットの面倒をみたり、トリミングや葬儀のため自宅へ出張し、家族同然のペットにトータルサポートする事業を始める予定の「ドッグヘアーサロン イーグル」さんが採択されました。この案件に限らず、出張サービスや宅配サービスは、高齢者や障害のある方にとって生活範囲を広げるだけでなく、充実した時間を過ごす一助となります。今後さらなる発展、拡大が期待されます。
最後になりますが、今回の採択先の中で少し趣きの違う案件を提出されたのが「株式会社SCP」さんです。地元の建設会社の社員が、分社化しプロジェクトを組むなかで地域再生に情熱を注ぎ、特定地域再生計画に基づく定住促進住宅を建設するにあたり、あえて高層の建築物を避け9棟の木造長屋を分散配置することを計画されました。昔ながらの路地空間がつくる伝統風景と良好な子育てのための住環境を実現し、笑顔で子供を育てられるようなコミュニティを創造する地域活性化の先導的なプロジェクトです。地方の人口減に歯止めをかけ、子育て世代の定住化を促進し、地方(地域)創生の切り札になることを期待します。

今回助成先として採択された事業者の方、残念ながら採択されなかった事業所の方も、みなさんが今後も日々研鑽のうえ呉地域の活性化、振興、発展に貢献され、技術、事業の継承により呉地域を元気にし、心豊かで安心できる社会の実現に寄与されることを願っています。

平成27年9月18日
選考委員長 松尾 俊彦
(広島文化学園大学 副学長)
累計
応募総数 361先 応募総額 679.415百万円
助成先 131先 助成総額 127.34百万円