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公益社団法人 アクティブベースくれ

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助成先(審査結果)

第15回地域活性化支援制度『幸運(グッドラック)』助成先及び助成理由
企業名 代表者 助成理由
株式会社 もみじ水産 代表取締役
三宅 敏郎
「わかめの養殖」と「急速冷凍生しらす」の新規事業展開が、地域の漁業に活力を与えるとともに新たな雇用を創出し、地域活性化に寄与。
手作りケーキの店 ひまわり 代表
高橋 早苗
商工会女性部や作業所と連携した呉地域特産品スイーツ及びパレットの開発が、地元特産品の認知度向上、事業所の就労機会創出に貢献することで、地域活性化に寄与
マルサ・やながわ水産 有限会社 代表取締役
柳川 政憲
海水汲み上げ装置「ユタカくん」開発への取組が、牡蠣養殖の壊死率の改善、海の水質浄化や貧酸素化改善に向け貢献し、地域活性化に寄与。
呉PASS 代表
岩崎 良二
「認知症予防を目的とした脳トレーニング教室」が、予防プログラムを提供し、地域高齢者の健康増進に貢献し、地域活性化に寄与。
WAN’S 代表
木村 和美
「女性スタッフだけの便利屋」への取組が、女性の雇用機会の増加、子育て世代、高齢者等の支援に貢献し、地域活性化に寄与。

第15回地域活性化支援制度
目録贈呈式の様子
第15回地域活性化支援制度『幸運(グッドラック)』選考結果講評
今回の募集には、20件の応募がありました。応募された事業案について、公益社団法人アクティブベースくれ事務局による「書面調査、実地確認」および選考委員による「書面審査」、さらに12月3日には選考委員会において「プレゼンテーションによる意見聴取・質疑応答」を実施し、厳正にかつ慎重に審査を行いました。その結果、『 助成先及び助成理由 』に紹介されています5件を助成先に採択しました。

審査にあたり、選考委員全員が公益社団法人アクティブベースくれの設立目的であります「呉市及びその周辺地域において、地域活性化・振興につながる起業・新規事業(新分野進出)あるいは社会的・文化的活動に対して資金援助を行うこと」を再確認し、「起業・新規事業への助成」を念頭に置き審査を行いました。応募された事業内容は、呉の伝統である『モノづくり・技術開発』や『情報システム・IT』に関する技術・ハード系が1件、『福祉・介護、介護予防』や『健康づくり、食品開発系』が11件、『生活支援に関するサービス』に関する生活に密着したソフト系が8件でした。いずれの事業も、事業目的、実行可能性、資金計画、利益計画等において、しっかりとした展望・計画を持ち、事業化に向け日々研鑽されておられ、審査は大変苦労しました。

これまでのモノづくりに関連した応募内容とは趣きの異なる事業内容が多く、地域の活性化・地域振興をめざした商品の開発、生活支援に関するサービスの開発といった、身近な実生活への関心の高さを痛感しました。また、地域の活性化や振興のため異業種コラボによる新規事業をめざす地元事業者もあり、今後の取り組みを見守っていきたいと思います。

その中で特に注目したいのは、一つは、呉市吉浦沖でのわかめ養殖と湯通し塩蔵わかめの加工、販売です。わかめと言うと北海道の利尻、近くであれば徳島の鳴門を連想しますが、地元で良質のわかめの養殖を可能にした事業です。もう一つは、地元の水産業者とものづくり業者がコラボし、日本一の生産量を誇るカキ養殖をさらに発展させる試みで、かき養殖において夏場の水温上昇や貧酸素化による被害を軽減させるため、エアリフト原理応用の海水汲み上げ装置「ユタカくん」の研究、開発をめざす事業です。これら二つの事業は、地元特産品の創出と同時に特産品である水産資源の拡大、発展による地元地域の活性化や振興をめざしたものであり、今後の発展、拡大を期待したいと思います。

また、呉市を中心に地元の特産品である安浦いちじく、倉橋ボイセンベリー、蒲刈すもも、大長レモン、大長みかん、音戸ちりめん、川尻ぶどうを食材として使用したスイーツ、ジャムの開発、製造を障がい者支援のための作業所とコラボする事業もありました。地元の特産品の認知度を高め地域振興に寄与するとともに、障がい者の雇用機会の創出をめざす事業であり、福祉支援の充実を考えた有意義なものです。

福祉に関連した事業として、中高年、高齢者支援の視点から、中高年、高齢者を対象にした認知症予防、ボケ予防を目的とした脳トレーニング教室の開設をめざす事業もありました。「福祉=介護」とだけ考えるのではなく、介護を必要とする時期を少しでも遅らし、健康な時間を長く保つための介護予防も福祉、介護のなかに取り込む新たな取り組みです。また、脳トレの技術やコンテンツだけでなく、中高年、高齢者のたまり場としての「場所」を提供することも福祉、介護と捉える斬新な考えであり、社会福祉・介護支援の発展に寄与することを期待します。

最後に、子育て支援、高齢者支援や生活支援を女性スタッフだけで行う便利屋の開業です。力仕事を主なサービス内容とした便利屋はたくさん見受けられますが、女性ならではの細かな気配りや家事サービスといったソフトな仕事を提供する事業です。核家族化、少子高齢化の進展とともに、家族や近隣との繋がりが薄くなりがちな今日、外からの力ではあっても繋がりをつくり、安心できる社会の創造を期待します。

今回助成先として採択された事業者の皆さんが、今後も日々研鑽のうえ呉地域全体の活性化、振興、発展に貢献され、技術、事業の継承により呉を元気にし、心豊かで不安のない社会の実現に寄与されることを願っています。
平成25年12月25日
選考委員長 松尾 俊彦
(広島文化学園大学 副学長)
累計
応募総数 310先 応募総額 587.36百万円
助成先 119先 助成総額 117.34百万円