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公益社団法人 アクティブベースくれ

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助成先(審査結果)

第18回地域活性化支援制度『幸運(グッドラック)』助成先及び助成理由
企業名 代表者 助成理由
株式会社 あすなろ 代表取締役 
木村 多加二
菌床しいたけの栽培による障がい者の就労継続支援が地域の雇用促進に貢献し、地域活性化に寄与。
ハニー・プラス 代表
島 友香
倉橋島の自然風土、経済資源を活かした住民参加型の小規模養蜂事業が、新たな地域資源の掘り起しや、島の魅力向上による観光客の増加に繋がり、地域活性化に寄与。
株式会社 クレシア 代表取締役社長 
金子 俊介
スマートフォンを活用した画像共有システム「Smiss(エスミス)」の開発・販売が、迅速かつ正確な遠隔地の状況把握と労働生産性の向上に繋がり、地域活性化に寄与。
Mcafe 橋 理歌 外国人観光客を対象とした英語版ホームページを構築し、呉の観光場所と企業をPRする取り組みが、外国人観光客を増加させ、地域活性化に寄与。
有限会社 浅野屋建設 代表取締役 
和田 達成
瀬戸内産カタクチイワシを使用したペット用健康補助食品を開発・販売する取り組みが、地域資源の付加価値向上に繋がり、地域活性化に寄与。
御手洗昭和館/
駄菓子屋ミュージアム
代表
関藤 一暁
古民家の空き店舗をリノベーションし、レトロ玩具の資料館及びショップを開設する取り組みが、御手洗地区の賑わいを創出し、地域活性化に寄与。
株式会社 日本理水研 代表取締役
佐々木 万八
塩水、硫黄成分等の液体を短時間、省電力で加熱させることができる「新熱媒を活用した熱交換装置」の開発が、広島県内の観光事業・農業等に貢献し、地域活性化に寄与。
AromaCouleur 代表
森 かおり
広島レモンを活用した業務用アロマオイル「ひろしまの香り」による環境芳香や香り空間を演出する取り組みが、観光客の増加やレモン関連商品の販売力向上に繋がり、地域活性化に寄与。

第18回地域活性化支援制度
目録贈呈式の様子
第18回地域活性化支援制度『幸運(グッドラック)』選考結果講評

今回の募集には40件の応募がありました。応募された事業内容は、@呉の伝統である『ものづくり・技術開発』に関する技術・ハード系が3件、A『食』に関する研究開発系が4件、B『情報、システム』に関するIT系が4件、C『社会福祉・介護』に関する福祉系が5件、Dその他として『生活支援のサービス』に関するソフト系が24件で、その多くが起業・創業を目指す事業でした。
応募された事業案について、公益社団法人アクティブベースくれ事務局による「書面調査、実地確認」および選考委員による「書面審査」により11件に絞り、さらに10月17日に選考委員会において、この11件について「プレゼンテーションによる意見聴取・質疑応答」を実施し、厳正かつ慎重に審査を行いました。
審査にあたっては、公益社団法人アクティブベースくれの設立目的であります「呉市及びその周辺地域において、地域の活性化・振興につながる起業・新規事業(新分野進出)あるいは社会的・文化的活動に対して資金援助を行うこと」を選考委員全員で再確認し、「起業・創業」による地域の活性化・振興、雇用創出と新規性をポイントに審査を行いました。
その結果、選考委員会は『 助成先及び助成理由 』に紹介されています8件を助成先に採択しました。いずれの事業も、事業目的、実行可能性、資金計画、利益計画や新規性等において、しっかりとした展望・計画を持ち、事業化に向け日々研鑽されておられ、いずれの事業も優劣つけがたいものばかりでした。
最近の傾向として、呉の伝統であるモノづくりに関連した応募内容が少なく、その反面社会福祉・介護に関連した事業や食に関連した事業や生活支援のためのサービスを開発する事業が多くなっています。
これは、地域の高齢化、消費税の税率引き上げやアベノミクスによる景気回復を実感できない地方の生活への不安感を反映しているようで、地域の日常生活への関心の高さを痛感しました。また、政府が示す『地方(地域)創生』につながる地域の活性化・地域の振興をめざした商品、サービス開発に関連した事業も多数あり、呉地域の事業主さんの熱意を感じるとともに、「カープ愛」と同様に「地元愛」を強く感じました。

今回採択されました事業は、これまで以上に様々な業種に分かれ、社会の多様化を映し出したものばかりです。
@ モノづくりの呉を象徴するモノづくり事業は、重厚長大型の産業構造を持ち、長く日本経済を支えてきました。しかし、近年の経済変化の激しさのなか、大きな固定設備を必要としないソフト型の産業が注目され、呉のモノづくりも変わりつつあります。新たな産業形態としてソフト型のITを活用したモノづくり事業として、スマートフォンを利用することで、安価で大掛かりな機材、設備を必要とせず動画や静止画をリアルタイムに伝えるシステムを開発されました。今年は、4月には熊本地方で、9月には鳥取地方で大きな地震が発生しました。自然災害等における市民生活の安全、安心の確保は重要な課題です。大きな災害が起きないことを願うばかりですが、もし起きた時現場の状況の迅速な把握や対応策の作成を支援することに活用されることを期待します。
水と酵素を利用した新熱媒を活用した熱交換装置により、その熱源をもとに農産物の生産や魚介類の養魚、養殖に活かし特産品、名産品開発をめざしています。新技術が、農産物や魚介類の生産、養殖に寄与し、地域の活性化や観光客の増加を期待します。
A 今年はリオ・オリンピックが開催され、2020年には東京オリンピック、パラリンピックが開催されます。障がい者と健常者が共生する社会の実現をめざし、また障がい者が自立した日常生活や社会生活を営み、就労場所の確保を目的とした事業がありました。今後こうした障がい者の自立支援と就労場所の確保を両立させる施設が増え、障がい者と健常者の共生が益々進むことを期待します。
B 5月のオバマ大統領広島訪問以降、欧米からの観光客が増加し、外国人観光客への対応が、また政府が提唱する観光立国をめざし地方のグローバル化対応が、重要な課題になっています。政府の掲げる外国人観光客受け入れは2000万人構想と新たなステージを迎え、外国人観光客向けビジネスは「モノからコトヘ」に拡大し、それらに対応した観光関連事業がありました。外国人観光客の増加に貢献する情報発信、地域や企業のグローバル化支援を期待します。
また、国の重要伝統的建造物群保存地区にある歴史的な建物や街並み散策は、大きな観光資源となります。外国人観光客に、古き良き日本を感じてもらい、多くの観光客を誘致できる施設となることを期待します。
C 地域創生を意識し瀬戸内の温暖な気候と地域の素材を利用、広島ならではの特産品の開発による地域の活性化、地域の振興(6次産業の創造)を考える事業がありました。耕作放棄地で花を育て、花畑が広がることで観光資源となり、養蜂を利用した蜂蜜による商品開発が経済資源にもなり、地域創生、振興の起爆剤になるものと考えます。こうした小規模用養蜂業は、島しょ部のみならず、中山間地にも十分適応できるものであり、今後多くの地域に拡がり地域の活性化につながることを期待します。
また、香りのおもてなしのために、広島の特産品の一つであるレモンの香りをモチーフに「ひろしまの香り」を製造、販売により地域創生、振興をめざしています。ひろしまの香りによる観光ブランディング、広島ブランドの創造をめざし、地域ビジネスの発展に寄与し、香りを通して人々の気持ちを豊かにすることを期待します。
さらに、広島の名物料理「小いわし」として馴染のあるカタクチイワシを原料に使い、ペット用健康補助食品を開発されました。少子化により、ペットを家族の一人とする考え方が広がり、少しでも長く一緒に暮らしたいという願いが形になったものと考えます。日本が豊かになった一つの証かもしれません。

今回助成先として採択された事業者の方、残念ながら採択されなかった事業者の方、みなさんが今後も日々研鑽のうえ呉地域の活性化、振興、発展に貢献され、また技術、事業の継承により呉地域を元気にし、心豊かで安心できる社会の実現に寄与されることを願っています。

平成28年11月18日
選考委員長 松尾 俊彦
(広島文化学園大学 学長補佐)
累計
応募総数 418先 応募総額 758.475百万円
助成先 139先 助成総額 132.34百万円